早慶を始めとする私立大学の入試も佳境に入っています。体調には十分気をつけて頑張ってほしいと思います。
さて今回は、私立大学の中から2024年度の慶應義塾大学の問題を紹介します。
【問題】
「次の英文の空所に入る最も適切なものを選択肢1~4から選びなさい。」
The safety performance results will be released once ( ).
1.confirm
2.confirmation
3.confirmed
4.confirming
【2024年 慶應義塾(商)】
まず、前半の主節の構造ですが、The safety performance result(S)、will be released(V)で受動態になっています。
そして次のonceがポイントになります。
onceは、副詞の用法で「かつて、一度」と、接続詞の用法で「いったん~すると」とありますが、今回は副詞と捉えると空欄にどの選択肢を入れても明らかに正しい英文になりませんので、ここでは接続詞として使われていると判断します。
しかし、接続詞であるならば後ろには節(SV~)が続くはずですが、一見どの選択肢を入れても前にSがないので節になりません。
そこで次のルールを思い出せるかがポイントになります。
【副詞節中のSとbe動詞のセットは省略されることがある】
このルールは意外と知らない生徒が多いのですが、長文中では頻繁にこの省略が起きています。
onceの後にthey(the safety performance results) areを補って考えると、3と4が候補に残ります。
3と4の違いは「態」です。
3を入れるとthey are confirmedで受動態、4を入れるとthey are confirmingで能動態(現在進行形)になり、「安全性能の評価結果が確認される」なので、正解は3です。
The safety performance results will be released once (they are) confirmed.
「安全性能の評価結果は、一旦確認されたら(確認が済み次第)公表されます。」
いかがだったでしょうか?
文法を強化することは長文読解や英作文の精度をあげることにもなりますので、たとえ志望校の入試問題に文法問題が出題されなくても日々取り組むことが大切です。
