数週間後に迫った定期試験とは違って、入試という時間的に少し遠いゴールに対しては、その距離感がつかめず余裕を感じてしまいがちです。
しかし、計画を立てずにマイペースで進んでいては、せっかく頑張っても間に合わなかったということになりかねません。
そこで、入試までに残された時間とやるべきことを書き出して可視化してみることをオススメします。
そうすることで、現時点においてやるべきことを知ることが出来ます。
例えば以下のような感じです。
高3生なら共通テストまで約270日です。
1日平均5時間勉強するとして、入試までに残された勉強時間は約1,350時間です。
受検科目数などにもよりますが、英語の勉強時間はそのうち500時間としてみましょう。
次に、英語においてやるべきことです。
一般的には、以下に挙げることを行う必要があります。
①語彙・・・一般的な単語帳は2,000語程度です。加えて熟語も暗記します。
②文法・・・単元毎の学習を終えたら、総合問題の演習をします。
③長文・・・構文把握、和訳、読解の力を身に付けるのはもちろんのこと、毎年、東大等では指定字数の日本語で要約させる問題、早稲田(文・文化構想)では、長文を一文の英語で要約させる問題が出題されていますので、これらの練習が必要です。更には長文を速読する練習もしなければいけません。
④英作文・・・和文英訳を基本が基本ですが、東大、東京外語大、一橋大、早稲田大(法・政経・国際教養)、慶応大(経済)、青山学院大(文・経営・国際経済)等の難関大学や医学部では自由英作文が出題されていますので、その練習も必要です。
そして英作文は指導者に、ある程度の回数を添削してもらう必要があります。
⑤過去問・・・各大学複数年分(3年~10年程度)を解いて、復習・分析を行います。
これらは単なる作業ではなく「定着」させる必要があり、そのためには反復が必須ですから、思っている以上の時間を要するはずです。学習したはずの事を忘れてしまったという経験は、誰にでもあるはずですよね?
このように考えると、500時間でこれらを完成させるのは容易ではないと実感できるはずです。
今度は、これらを入試までに完成させるために使用する教材と、月ごとに具体的に行なうべきことを書き出してみましょう。
各月にやるべきことが分かれば、モチベーションの維持もしやすいのではないでしょうか。
更には、計画を立ててもその通り進まないことも大いにあり得ますから、余裕を持たせた計画にしないといけません。
そういったペース設定や実行を自分で行うのが難しいと思うなら、塾に通うことも選択肢の一つになるでしょう。
たとえ高2生であっても、このように考えると、多くの生徒にとっては時間的に余裕はないはずです。
学年に関わらずタイムリミットとやるべきことを明確にすることが大切です。
入試に間に合わせるために、計画を立てて学習を行いましょう。
