大学入試問題の英文量が以前と比べて増えていることもあって、多くの生徒が速読できないという悩みを持っているようです。
しかし、問題点が本当に読むスピードにあるのかを考察する必要があります。
そのような生徒は、自分が早く読めない英文をゆっくりなら確実に読めるのかを確認してみてください。
もしそれで理解できるというのであれば、いよいよ速読についての話になるのですが、実際には時間をかけても読めないということが多いのです。
これでは、野球で遅いボールが打てない選手が「速球が打てない」とか、バスケットボールでフリースローをなかなか決められない選手が「スリーポイントシュートが苦手」と言っているようなものです。
最終的に達成したいこと(速読)だけに目を向けるのではなく、現段階で不足している技術を見つけてそれを補う事が必要です。まずは、ゆっくりでいいから確実に読める技術を身につけましょう。
速読の話はそれができてからです。大抵の場合、時間をかけてきちんと読めれば、そこから速読への道のりはそれほど険しいものではありません。
問題点を見誤ってしまうと英語力は一向に上がりません。
リスニングが苦手な生徒においても同様です。(ブログ「問題点を見誤るな」をご覧ください)
改善すべき点は何かを冷静に分析して、レベルアップを図りましょう!