感謝の気持ち

投稿:2026年1月15日更新:2026年1月16日塾長のブログ

先日、あるホテルのエレベーターで知らない方々と乗り合わせました。

ロビー階に着いてドアが開くと、一人の男性が「開」ボタンを押してくれました。そして奥にいた子ども連れの家族が降りていきました。

その後、ボタンを押してくれている男性に対して私は、「どうぞ」と手で合図して先に降りてもらうよう促しましたが、「どうぞ」と仰ってくれたので、「ありがとうございます」と言って先に降りました。

気になったのは先に降りた家族です。ボタンを押していてくれている人がいるからドアが閉まらず安心して降りることができるのに、それに対する感謝の気持ちが全く見られませんでした。
そのことに気付いてさえいないのかわかりませんが、会釈の一つくらいあってもいいのにと思いました。

残念ながらこのような光景は今や珍しいことではなくなり、現代の社会を象徴しているようにさえ思われます。

感謝の気持ちというのはハッピーな人が共通して持っているものだと思います。
好意や親切に気付いて感謝の気持ちを持つことで、日々の不満は中和されるのではないでしょうか。

このことは対人関係に留まりません。身の周りのモノや環境に対しても同様です。

掃除一つを取ってみても、ほうきや雑巾で掃除することを考えれば、掃除機はありがたいと思えますよね?
自動掃除ロボットがなくてもそれほどの不満を募らせることにはならないはずです。

更に、商業施設によってはトイレの洗面所に液体ソープが備えられていて、手をかざすと自動で、更には泡状になって出てくるわけです。固形石鹸が置いてあるだけでも有難いのに、ここまでしてもらっていると感謝できれば、より良い気分になれるのではないでしょうか。

日ごろから社会保障やインフラが整った環境で安心して生活できることに感謝していますか?
学生・生徒ならば教育を受けられることに感謝していますか?
会社員ならば有給休暇制度など、整った職場環境に感謝していますか?

これらは先人達の努力によって築き上げられたものです。

あまりにも急速に便利になりすぎた現代においては感謝の念が湧きづらいのかもしれません。
でもそれらを当然と思えば、それこそが不満の種になるのだと思います。

自分一人では何もできない、周囲の人たちに支えられて生活しているということを認識すれば、自ずと感謝の念が湧くのではないでしょうか。

先ほどのエレベーターの話では、親が子どもにそういったことを教えるよい機会だったはずです。

まずは私たち大人が日ごろから感謝の気持ちを持つようにしたいものです。