定期試験と受験勉強

投稿:2024年6月8日更新:2024年6月9日塾長のブログ

多くの学校で、新年度最初の中間試験が終わりましたね。納得のいく結果は出ましたか?

今回は学校の勉強と、受験勉強(塾での勉強)についてのお話です。

生徒の中には学校の授業における勉強法が、受験勉強の勉強法(塾での勉強法)と大きく異なっている人がいるのではないでしょうか。

しかし、この二者は対立するものではありません。


学校で行われる試験は、大部分が限られた範囲からの出題です。つまり深く理解しなくても上辺だけの「暗記」で、ある程度の点数を取れてしまうことが多いものです。英語の場合、英文自体やストーリーの暗記であったり、文法パターンの暗記です。そのため、日ごろの復習を疎かにしていると、試験前にこの方法に頼らざるを得なくなってしまうのです。

でも、この方法では、定期試験では得点できたとしても受験勉強に応用することができません。労力をかけたのに定期試験で点数をとることにしか役立たたず、定期試験が終わったらほぼ無駄になっているわけです。

一方で、受験勉強のフォーム(勉強法)での勉強は学校の勉強に応用ができるのです。

文法においてはこのことを納得するのは容易だと思います。塾での勉強法で、日々学校の勉強を行なえばいいのです。そうすれば、定期試験前に特に勉強をしなくてもほぼ満点を取れるはずです。

同様に、リーディング系(英コミュ等)の教科書においても、塾での受験勉強の一環だと思って受験勉強のフォームで、つまり単語を抜き出し、構文を取って和訳をするということを日々行えばいいのです。

実際に、英語が得意な生徒はそのようにしています。つまり、学校の教科書特有の勉強方法というものはなく、受験勉強の延長線上で学校の勉強をしていますから、学校の勉強をしている時でも受験勉強並みに実力をつけることができるのです。

よって、できる生徒は定期試験前にバタバタして塾の授業を休んで受験勉強の手を止めるなんてこともしないのです。

皆さん、中間試験が終わった今こそ勉強法を変えるチャンスです!正しいフォームで学校の勉強も行なっていきましょう。

さて、来月には英検(従来式)の二次試験が控えています。多くの高校は期末試験の時期ですので、期末試験が手一杯で二次試験対策が疎かになるなんていうことのないように準備していきましょう!